ノルウェーのFXI Technorofies社が興味深い新種のAndroid端末を発表した。

世界初のエニースクリーン・コネクテッドUSBデバイス

長さ8cm、重さ21gの本体に1.2GHzのARM Cortex-A9 CPU、400MHzの Mali 400MP 4コア GPU、WiFi、Bluetoothを載せたスティック型のAndroidデバイス。
Cotton Candy

(開発中のため)「コットンキャンディ」というコードネームで呼ばれるこの筐体には、両端に HDMI と USBを備えている。 さらに側面にmicroSD/SDHCメモリカードを装着して、不足のストレージを補うことが出来る。

HDMI接続可能なモニタディスプレイに接続

使い方はCotton CandyをHDMI接続可能なモニタディスプレイに接続し、反対側のUSBポートから電源を供給する。そして Bluetooth、WiFi接続のマウスやキーボードを入力インターフェースにする。

もちろんSmartPhoneを接続してもよい。

これでゲーム、ネットサーフィン、写真の閲覧、HD動画再生、などあらゆるAndroidアプリが任意のモニタ上で使えるようになるというのだ。

ここまでなら普通のAndroid端末をただ小型化しただけと言う事なのだが、この先があるのがおもしろいところ。

Macとの接続

USBポートは単なるバスパワー供給源と言うだけではない。独自の仮想化技術を用いて接続先のPC/Macのキーボードと画面を乗っ取ることが出来るという。

ノートPCとの接続

例えば、ノートPCに接続した場合には内蔵の画面にAndoroid画面を表示し、内蔵のキーボードからの入力が可能になる。さらに「クラウドコンテンツ」を利用すればCotton Candyだけを持ち歩いて任意のモニタやテレビ、PCから自分のクラウド環境にアクセスすることができ、画面や入力機器となる宿主側のデバイスが時代遅れになっても最新のAndroid端末として使えるというのだ。

クラウドのイメージ

ハリウッドスパイ映画の小道具に登場しそうなこのデバイス、販売価格は200ドルをきる予定だという。

FXITech