日本HPから7月下旬に発売される18.5インチワイド液晶搭載一体型ゼロクライアント"HP t410 All-in-One Smart Zero Client"(t410 AiO)は、必要な電力をLANケーブルから供給する電源ユニット非搭載パソコン。

HP t410 All-in-One Smart Zero Client

ディスプレイ部に米3M社が開発した最新フィルムを採用することで13W以下の低消費電力を実現した。ゼロクライアントということなので、端末側にはデータを一切残さない企業向けのクライアントパソコンとなる。
t410 AiOのハードウェアスペック

t410 AiOは、Citrix ICA 12(with HDX)やRDP 7.1(with RemoteFX)、VMware PCoIP(Teradici Optimized)など主要な画面転送プロトコルをサポートすることで、さまざまなクライアント仮想化環境に対応。画面転送に専用DSPチップ"Texas Instruments TMS320C674x"を搭載し、画面の描画をチップ上でハードウェア処理するため、リッチコンテンツの再生においても優れたパフォーマンスを発揮するという。

米3Mと共同開発したLCD

また、米3Mと共同開発した光利用効率改善性の高い「LCD光学フィルム」を利用したディスプレイを採用。通常は拡散する光をユーザーの方に向け、さらにLCDパネル内に吸収される光を再利用するなどの工夫で、バックライトの光を効率よく利用できる仕組みを持つ。これにより、稼働時に必要な電力は13W未満という、超消費電力を実現した。この結果、LANケーブルで給電を行なうPoEの規格の中でも、低消費電力の端末向けであり普及の度合いの高い、「IEEE802.3af」の供給電力(12.95W)で動作可能となっている。そのため、PoE給電のIP電話を使う環境があれば、そのままt410 AiOへの給電も可能になる。

本体だけであればPoE給電で動作するシンクライアントは以前よりあるが、ディスプレイも含めてPoEで動作するシンクライアントは、本製品が世界初だという。(ASCII.jp)

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t410 AiOの販売価格は3万5000円で、販売開始は7月下旬、出荷開始が8月中旬の予定だ。



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