SonyとGoogleは、この2年間、米国内において運用してきたAndroidプラットフォームで動くGoogle TVをアップデートさせ、国際市場に販路を拡大しようとしている。

第二世代となるGoogle TV

発売間近の"NSZ-GS7 Internet Player"と"NSZ-GP9 Blu-ray Disc player"はともにSony製のGoogle TV デバイスでソニーは、これをもって米国外でGoogle TV デバイスを市場に出す最初の主要なメーカーとなる。
今回発売される2機種には、webブラウジングをより簡単にするために再設計されたタッチパッドとQWERTYキーパッドを搭載したリモコンが同梱される。



新製品はテレビ向けに最適化されたChromeブラウザを採用し、大画面でWebブラウジングが可能だ。



タッチパッドを備えた両面リモコンは、バックライト付きのキーボードに加え音声認識用のマイクを備える。さらに、ゲームアプリなどを快適に楽しめるよう、3軸のモーションセンサーも搭載している。

ソニーは、業界に先駆けてGoogle TVを採用した商品を2010年に導入した。モバイル機器はもちろんのこと、自社液晶テレビ<ブラビア>との親和性を高めることで、この分野での活路を見出したい考えだ。

一方、グーグルがめざすGoogle TVは、「インターネットの機能が付属したTV」や「TVも視聴できるパソコン」ではなく、「インターネットとTVが統合された新しい形のTV」。

再設計されたタッチパッドとQWERTYキーパッドを搭載したリモコン

2社の思惑が錯綜するこのあたらしいデバイス、普及の鍵はインターフェイスにありそうだ。その点でこのリモコンは期待が持てる。