米国のベンチャー企業Cruise Automationが来年発売を予定している『Cruise RP-1』は、市販されているAudi S4を後付けで自動運転車にしてしまうオートパイロット・システム。

後付けで自動運転車になるCruise RP-1

Googleや日産が実用化を目指し開発を進めている自動運転車は専用車となっており、その予定価格は10万ドル、日本円にすると1,200万円を超えるとみられる。
Googleの自動運転車

『Cruise RP-1』は、2012年以降に発売されたAudi A4/S4に取り付けるオプション機器として販売され、センサー、コンピューター、アクチュエーターから構成される。

屋根に設置するカメラセンサー

センサーは、三つの枠から成り、左右はステレオカメラで中央はレーダー。これらが自動車の眼となり、前方のオブジェクトを認識し、距離を把握する。また、IMU (慣性計測装置)、GPS、4G LTEを搭載しており、自動車の動きや位置情報などをモニターし、クラウドを通じてシステムと交信する。

後部トランクのコンピュータ

そして車内には「アクチュエーター」と呼ばれる、ハンドル、アクセル、ブレーキを操作するコンポーネントが装着される。後部トランク内のコンピューターは、収集された情報を解析して、このアクチュエーターに指示を出し、実際に自動車を操縦する。



Cruise Automationは、『Cruise RP-1』を2015年初頭に出荷させることを目指しており価格は1万ドルの予定だという。

自動運転ボタン

このシステムにはユーザーの好みの車を自動運転車にできるというメリットがある。

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