Gigazineが、男性の医師よりも女医さんのケアを受けたほうが病気の治療によい結果が出ることが判明と題して、ハーバード公衆衛生大学院のツガワユウスケ医学博士らの論文Outcomes of Hospitalized Medicare Beneficiaries Treated by Male vs Female Physiciansについて記事にしている。

永井マザーズホスピタル橋口先生

彼らの研究は、同じ病院に入院している65歳以上の男女の患者の死亡率と再入院率を調査し、「男性医師による処置を受けた人」と「女性医師による処置を受けた人」のグループに分けて比較するというもの。
永井マザーズホスピタル引場先生

結果は、両群の間で有意差が認められたとのこと。グラフはその結果を示すもので、濃いバーが女性医師による処置を、薄いバーが男性医師による処置を受けたグループとなっている。

 Association Between Physician Sex and Patient

左のグラフは30日後の死亡率を、右は30日後の再入院率を示しているのだが、いずれの項目でも女性医師の処置を受けたグループのほうが低いという結果となった。

この結果について論文では、「女性医師のほうが治療の際の臨床ガイドラインを順守し、エビデンス(根拠)に基づいた処置を行う傾向にある。しかし、なぜこのような差が生じているかについての理由は不明である」としている。さらに論文では、「仮に全ての患者が女性医師による処置を受けると、年間の死亡者数が3万2000人減少する」という試算も行っており、この背景となる根拠を明らかにすることで医療の質が改善される可能性があると指摘している。

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