米国のベンチャー企業Lytro社が開発している light field camera はファインダー内の全ての光線を記録し、後からピントを修正したり、写真内の好みの被写体にピントを合わせるといったことが可能になるデジカメ。年内の販売開始を目指しているという。

Light Field camera

通常のカメラのレンズでは、ピントが合う位置は常に1点だ。広角レンズで絞り込むと全体的にピントが合ったように見える(被写界深度が深くなる)が、この場合もピントが合っているのは1点であり、あくまで全体にピントが合っているように見えるに過ぎない。
light field cameraは、メインレンズで光をとらえる。そして、センサーの前に配置した無数のマイクロレンズアレイを通過した光の方向をマイクロレンズごとに記録する。このデータをソフトウェアによって処理を行うことで、撮影した範囲の任意の点のピントを撮影後に再現できる様にした。

実際にはこんな感じというFlashデモ。
クリックした任意の場所に焦点を合わせることが出来る。
クリックしてみて!





Ren Ng ,Fourier Slice Photography, Stanford University