"flightradar24"は現在飛行中の航空機の位置や機種、航空会社などの情報をwebブラウザで確認できるwebサービス。
まるで航空管制官が使うフライトレーダーのような画面、そこにはgoogleマップ上に黄色の飛行機アイコンが多数表示される。これは現在上空を飛行中の航空機の現在地を表している。そのうちの一つクリックしてみる。
まるで航空管制官が使うフライトレーダーのような画面、そこにはgoogleマップ上に黄色の飛行機アイコンが多数表示される。これは現在上空を飛行中の航空機の現在地を表している。そのうちの一つクリックしてみる。
するとその航空機の便名と航跡、そして左上カラムに登録番号と機種名、発着地、さらに現在の高度や対地速度、進行方位まで表示される。
これは、おもしろい!
仕組み
webサイトの説明によると航空機(主として定期旅客便)はADS-Bという信号を地上の管制機関や周辺を飛ぶ飛行機に向けて常時送信している。ADS-BはGPSを使った測位システムに基づいていて、従来のレーダーよりも精度が高い。この信号は1090MHzで送信されていて、専用のレシーバーさえあれば誰でも受信できる。実際、これを24時間受信しているリスナー(要は航空無線マニアだが、ラジオ<無線>を受信してワッチしているわけだから、リスナーという表現が近いだろう)が世界中には大勢いる。flightradar24は、こういうリスナーが受信するADS-Bのデータをサーバーに上げてもらい、それをHP上で表示できるようにしているというワケだ。受信データを提供しているリスナーたちはすべてボランティアで、全世界に500人いるのだそうだ。この500人がADS-B信号を受信できる範囲(おおむね半径150-200km)がflightradar24で表示できる範囲で、全世界の旅客機を表示できるわけではない。また、すべての旅客機がADS-Bを搭載しているわけではないため、リスナーの探知範囲であってもすべての航空機を表示できるわけではない。
ボランティアになるには
ちなみに、ADS-Bの信号自体は通常のワイドバンド受信機でもできるようだが、受信した信号を解読してPCにデータを送り込むためには専用の機器が必要だ。イギリスのKlinetic社が出しているSBS-3 バーチャルレーダーという機械がそれで、日本でもアペックスラジオが輸入販売していて、楽天サイトで手に入る。価格は78,600円。広範囲を安定して受信するためには、これ以外にちゃんとした屋外アンテナを設置しなくてはならないから、初期投資は10~12万円くらいかかる。
flightradar24は外でも使える
flightradar24のiPhoneアプリ版が公開されている。
FlightRadar24 Pro
旅するデジカメ~札幌発東京定住日記さんによると
これは、おもしろい!
仕組み
webサイトの説明によると航空機(主として定期旅客便)はADS-Bという信号を地上の管制機関や周辺を飛ぶ飛行機に向けて常時送信している。ADS-BはGPSを使った測位システムに基づいていて、従来のレーダーよりも精度が高い。この信号は1090MHzで送信されていて、専用のレシーバーさえあれば誰でも受信できる。実際、これを24時間受信しているリスナー(要は航空無線マニアだが、ラジオ<無線>を受信してワッチしているわけだから、リスナーという表現が近いだろう)が世界中には大勢いる。flightradar24は、こういうリスナーが受信するADS-Bのデータをサーバーに上げてもらい、それをHP上で表示できるようにしているというワケだ。受信データを提供しているリスナーたちはすべてボランティアで、全世界に500人いるのだそうだ。この500人がADS-B信号を受信できる範囲(おおむね半径150-200km)がflightradar24で表示できる範囲で、全世界の旅客機を表示できるわけではない。また、すべての旅客機がADS-Bを搭載しているわけではないため、リスナーの探知範囲であってもすべての航空機を表示できるわけではない。
ボランティアになるには
ちなみに、ADS-Bの信号自体は通常のワイドバンド受信機でもできるようだが、受信した信号を解読してPCにデータを送り込むためには専用の機器が必要だ。イギリスのKlinetic社が出しているSBS-3 バーチャルレーダーという機械がそれで、日本でもアペックスラジオが輸入販売していて、楽天サイトで手に入る。価格は78,600円。広範囲を安定して受信するためには、これ以外にちゃんとした屋外アンテナを設置しなくてはならないから、初期投資は10~12万円くらいかかる。
バーチャルレーダー アンテナセット:上空を飛んでいる航空機の情報をリアルタイムに知ることができるバーチャルレーダー "flightradar24" |
flightradar24は外でも使える
flightradar24のiPhoneアプリ版が公開されている。
FlightRadar24 Pro
旅するデジカメ~札幌発東京定住日記さんによると
きょうも、午後7時頃に画面を立ち上げたら、羽田から上がり東京上空を旋回して西に向かう機体が見えた。便名を表示させるとJF001、政府専用機である。しかもJF便名ということは、実務飛行だ(訓練時はCygnus)。誰を乗せてどこへ行く? と思ってよく考えたら、野田総理の訪韓である。政府専用機(B747-400)は、ADS-Bを搭載・運用しているのだ。
日本一セキュリティが厳重なはずの政府専用機の動向が、こうして刻一刻とPC画面に表示されるというのは、なんだか笑える。政府専用機のフライトスケジュールは極秘事項、なんて話を聞いたことがあるが、GPS測位による正確な現在地、高度、対地速度を世界中から見ることができるのだから、悪党がロケット砲や対空ミサイルで狙おうと思えば、できてしまうじゃないか。もちろん、こんなバーチャルレーダーなど無くたって運航を妨害しようと思えば誰でもできる(手口は書かないが)わけで、そこまで警戒していてはキリがない(カネもない)、ということなのだろうか。が、総理大臣を乗せた飛行機の動向がこんなに誰でも見れていいの? とは思ってしまう。ちなみに、テロを警戒しての措置かどうかはわからないが、アメリカのエアフォースワンはADS-Bを搭載していないのだそうだ。