Nikeが圧力センサーを組み込んだシューズとiPhoneアプリを連携させた新しいシステム"Nike+ Basketball"と"Nike+ Training"を発表した。

The New Nike+

現在のNike+はソールのセンサー1つで歩数をカウントし、そのデータから距離を計算するというランニング専用のシステムとなっている。今回発表された新しいシステムでは、シューズのソールに複数の圧力センサーを内蔵し、プレイヤーの俊敏さ、ジャンプの高さ、運動量など多面的な計測が可能になる。
ソールに複数の圧力センサーを内蔵

集めたデータをiPhoneのアプリを使って共有し、友人や知人と運動量を競うことができる。



このシステムに対応するシューズ"Nike Hyperdunk+"は米国で今夏発売される予定。

Nike Hyperdunk+

そして、もう一つの"Nike+ Training"は一般的なトレーニング向けのシステム。



"Nike+ Training"対応のシューズ"Lunar TR 1+ for men"、"Lunar Hyperworkout+ for Women"は、米国、英国、フランス、ドイツ、中国の5カ国で2012年6月29日(土)より発売予定。残念ながら日本発売は未定。



Nikeは今年に入り、日常の運動量を計測するリストバンド"Nike+ Fuelband"を発売するなど、センサーを埋め込んだ製品で運動の記録・モチベーションアップを図る製品に力を入れている。この新システム、健康指向の高まる日本でも受け入れられ易いのではないか。少なくとも、この領域で競合他社がない日本、早期の国内販売開始に期待したい。