講談社から新発売の『週刊 鉄腕アトムを作ろう』は、毎週号の付録を組み立て完成する鉄腕アトムをモデルにしたコミュニケーションロボット。

コミュニケーションロボット鉄腕アトム

完成品は、日常会話はもちろん、歌を歌ったり二足歩行したり、踊ったりすることができる。


全70号からなり、合計130のパーツを組み上げていくと、2018年9月には、鉄腕アトムを元にモデリングしたロボット「ATOM」が完成する。



「ATOM」は、人工知能を備え自然な対話ができ、200万画素カメラで家族の顔を12人まで認識する。

今回、週刊 鉄腕アトムを作ろうの発刊にあたり講談社、手塚プロダクション、NTTドコモ、富士ソフト、VAIOの5社がそれぞれのノウハウで開発に携わった。

ロボティクスおよび、ロボットに搭載するOSとAIを富士ソフトが設計開発。

富士ソフトの「フロントエンドAI」は、8年に及ぶ高齢者施設などでの実績あるコミュニケーションロボット「PALRO(パルロ)」 の技術を応用。AIをクラウドに頼らず本体に内蔵することでリアルタイムに自然な会話ができる。

ATOM本体がわからない言葉だと分析した場合は、音声認識でテキスト化された後クラウドへ移行し、累計17億件以上の情報処理を行っているNTTドコモの「しゃべってコンシェル」の基盤技術を生かした「自然対話プラットフォーム」での対応を行う。これら一連の流れが「ATOM」と付き合えば付き合うほど変化し成長するという会話力を実現する。

VAIOは電気系統メインボードなどの基板実装を担当。

組み上がった完成品の形で購入したい人に向けて、VAIOが組み立て代行サービスも行なう。同社がかつてソニーのロボット「AIBO」を製造していた長野、安曇野工場において、これまでの組み立て技術を活かして提供されるという。

10万馬力だったり空を飛んだりはできないが、人とコミニュケーションが取れるという点においては、手塚治虫氏の想像した、人と同等の感情を持った少年ロボット「鉄腕アトム」がついに実現したと言える。

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